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ESLクラブ渋谷校で働く、英検1級TOEIC990点のバイリンガル講師が書くブログ。

【英検対策】英検1級への最短ルート!1級合格のためのたった一つの勉強法

英検は5級から始まりますが、その中でも最上級が1級!

もちろんここまで上り詰めるだけでもかなりの力が必要ですが、準1級から1級への壁もかなり高く、合格率は毎年約10%(英検協会)。

準1級はもっているのに、1級はどうしても受からない…という方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は英検1級へ近づくために、絶対やっておきたい1つのことを教えたいと思います。

 

 

 

それは、接続詞を覚えることです。

 

 

 

 

接続詞とは、However や First of all, either way, certainly など、文章と文章の間に入ってくる単語です。読者の皆様もfor example や also などは知ってるのではないでしょうか。

 

接続詞は、リーディング、ライティングのみならずスピーキングでも使用しますし、リスニングでも出てきます。接続詞は知らないと文章の意味がまったく違うものになってきますし、理解もかなり困難になります。

 

 

逆に接続詞を知っているだけで、

 

1. 文章の意味を正確に捉えることができる

2. 長文を部分へ分けることができる

3. リスニングの時のキーワードとして使える

4. ライティング、スピーキングの得点を大幅に上げることができる

 

などと、かなり有効です!

 


接続詞を知っていると、ESLクラブ独自で作り上げたActive Readingをやることで、読解のための文章の意味の捉え方や長文の部分への分け方をスムーズに学ぶことが出来ますし、リスニングのときに「どこを聞けばいいのか」「どこをメモすればいいのか」などがすんなり分かるようになります。

また、接続詞を使うことでライティングの文章の構成点も上がるだけでなく、語彙力の点も大幅に上げることが出来ます。

 

 

じゃあ、どうやって勉強するの?

接続詞の勉強は、インターネットがあれば出来ます!

お金は1円もかかりません!

そのステップを丁寧にお伝えいたしましょう。

 

 

1. 検索エンジンで”transition words”と調べる

検索エンジンで”transition words”と検索すると、たくさんのサイトが出てくると思います。

どれでも良いので一つのサイトを開くと、接続詞がリストになって出てくると思います。

様々なサイトがあると思いますが、内容はほとんど同じです。どれか一つを選んで、とにかく開いてみてください。

 


2. リストの中で、知っている接続詞をマークする

リストを見ると、カテゴリーとしては、Addition(内容を追加する)、Contrast(逆のことを言う)、Reason(理由を述べる)などあると思います。カテゴリーだけでもよくわからないと思うので、まず知っているものをマークしましょう。

簡単に言うと、同じカテゴリーの中の単語はほとんど同じ意味です!

そう思いながら、接続詞を眺め、単語を見たら反応出来る程度には覚えましょう。

 


3. 英検のウェブサイトへ行き、過去問を印刷する

英検の公式サイトでは、過去3回分の問題が無料でダウンロード出来ます。

それをダウンロードして印刷してください。

 

 

4. 過去問の長文読解を一回解いてみる

時間は無制限で、過去問(長文読解)を一回解いてみてください。

これは自分の実力を測るためのものなので、精一杯頑張ってみてください。

 

 

5. 接続詞のリストを見ながら、文章内の全ての接続詞をマークする

リストを見ながら、文章内の接続詞を全てマークしてください。But, alsoなど簡単なものを含め全てです。

実は英検の問題はかなり多くの接続詞が使われているので、かなり多くの接続詞をマーク出来るはずです。

 

 

6. 接続詞の前と後で、段落を区切る

これは長文を読みやすくするためのメソッドです。

For exampleを見たらその例を囲む、Howeverを見たらそこで段落を切る、などと長文を接続詞を基準に切ってみてください。文章がめちゃくちゃに汚くなってきましたか?

 

 

6. 接続詞のリストを見ながら、接続詞の意味を捉えながら長文を再度読んでみる

リストを見ながら、接続詞の意味は何か一つ一つ確認しながらもう一度読んでみてください。また、区切ったところで一息置きながら、読んでみてください。

どうです、文章がわかりやすくなりませんか?

 

 

 

7. 接続詞を使えるようになるため、例文を作ってみる

もちろん見て認識出来るのも読解のために必要ですが、筆記やスピーキングでも必要です。筆記で正確に使えなければ、せっかく覚えても意味がありません!ぜひ例文を作ってみてください。

合ってるのか分からなければ、他の知っている接続詞を入れても意味は変わらないか考えてみてください。入れ替えて変わらなければおそらく合っています!

どうしても分からなければ、検索エンジンで調べてみると、検索エンジンが直してくれる場合もあります。

 

 

8. ひたすら過去問を印刷し、4~7を繰り返す

接続詞の使用法は一つだけではないので、たくさんの例文に触れる必要があります。また、一つの用法だけだとあまりしっくりこないという場合もあります。そのためにも、過去問を全3回分解いてみてください。きっと何度も出てくる接続詞が分かってくるはずです。そして、何度も例文を見て、文章を作ることで、その接続詞を使えるようになるはずです!

 

 


これで接続詞をマスターすれば、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング全ての項目において大幅な得点アップを狙えます。

ESLクラブの英検1級対策では、まずこの接続詞を覚えるところから始めます。

 

 


この「接続詞を学ぶプロセス」の中で、ESLクラブでは

1. 英検に出やすい接続詞のリスト
2. 接続詞の理解のお手伝い
3. 例文を作った際の接続詞の用法のチェック
4. 接続詞があっても分からない長文の解説

を行っています!

 


「接続詞を覚えても点数が上がらない」「用法や意味がよくわからない」「ESLメソッドに興味がある」という方は、是非一度ESLクラブにお電話ください。

ESLクラブオリジナルの接続詞プリントやカリキュラム、英検1級保持者による対策を行っております!

【英語教育】9歳で英検1級!?国産バイリンガルのママたちに共通する英語教育法

 

2010年に、9歳の小学生が最年少で英検1級に合格したことをご存知でしょうか。この子は帰国子女だったそうですが、もちろん「国産」の完全に日本で英語を学び、英検1級に合格した小学生も今では多くいます。


では、このような「国産バイリンガル」のお母様方が行っている英語教育とはどのようなものなのでしょうか?彼女たちのブログやウェブサイトなどを見て、共通点をまとめてみました。

今回参考にさせて頂いた国産バイリンガルのお母様方は、

  1. 多読歴3年半で洋書1000冊を読み切ってしまった、Taro君のお母様
  2. 自分は英語は出来ないが、小6の息子キリくんに英検1級を合格させたお母様タエ様
  3. 徳島で英検1級合格者を数々を出している塾の塾長様

 

では、どのような工夫をしているのか見てみましょう。

 

1. 圧倒的な読書量

これが一番のポイントですね!多くのブログなどを読んですぐ目についたのが、彼らの圧倒的な読書量です。バイリンガルママたちは本にお金は惜しみません。英字新聞を普段から読んでいたり、千冊以上の洋書を読んだりと、とにかく本の虫が多い印象を受けました。それと共通したことが、必ずレベルのあったもの、興味のあったものを読ませるということです。

 

2. 英語のテレビを見せる

耳から英語を覚えさせる為に、バイリンガルママたちは英語のテレビをつけて流し続けていたそうです。無理矢理見させるのではなく、見たいアニメなどを見させたり、BGMのようにただただ後ろで流していたり。今ではYoutubeなども普及していて、衛星放送がなくてもやりやすくなりましたね。

 

3. 早く(3歳ぐらい)から始めている!

多くの国産バイリンガルは、【3歳】から英語を始めているのが多いような印象を受けました。多くの研究では、日本語が確立してからの方が日本語がしっかり使えるようになる上ではいいとの結果が出ていますが、どうなのでしょうか。ちなみに筆者は小5まで日本語しか話せなかったので、大分遅れていますね。

 

4. 無理矢理はやらせない

これも共通して言っていることですね。英語の本を読ませるにも、「これは絶対英語で読みなさい!」ではなく、自然に「英語のもあるけど、読んでみる?」という感じで読ませたり、子供の興味を引きそうな本を選んだりと、自然に英語に触れたがるように工夫しています。無理矢理やらせると、英語嫌いが育ってしまうだけだそうです。

 

5. フラッシュカードをつかって勉強

地味なようですが、英語の単語カードで毎晩夜ご飯後に英語を覚えさせたとか。バイリンガルママたちの一番の苦労はここだったそうです。親がカードを作るのもめんどくさい、あと子供もつまらないから面倒くさがるとなると、たしかに大変そうですね...

 

6. 英語を話させる環境におく

アウトプットの機会を作る為にも、親子の会話を英語で行ったり、オンラインの教師にお願いして英語で話させたそうです。英語の話せる親は子供への会話を英語で行い、子供の返事には英語ではなく日本語でも気にしないとか。オンラインの英語教師も最近比較的安く英会話が学べることでブームにもなりましたね。このために英会話塾に入れる親たちも複数いました。



いかがでしたか?


ちなみに(毎度おなじみ宣伝の)ESLクラブでは、これらの工夫をすべて取り入れております。


合計約200冊のディズニーなどの絵本を揃えたCD付きライブラリー、絵や色が豊富な楽しい教材、毎度使用するフラッシュカードのESLクラブ版のVocabulary Card、そして英語で話しかけ教えるバイリンガル講師陣など、全てカバーしています。
お家で親子で頑張るもよし、ESLクラブでお友達やバイリンガル講師たちと楽しみながらやるもよし!ぜひお子様のためにも、英語を始めてみませんか。

【英語】子供の英語学習におすすめ!YouTubeで楽しく英語を学ぼう

英語学習をする上で絶対必要なものがリスニング

お子様の英語教育の上でも非常に大切です。

でも、やはり子供だとどうしても興味をもたせるのが難しいのが問題。

今はテレビの衛星放送などもありますが、なかなかハードルが高いですよね。

でも今はYoutubeさえ使ってしまえば英語のリスニングなんてすぐ出来ちゃいます!

 

では、どのチャンネルを見ればいいのでしょうか?

ここでは筆者のおすすめをご紹介いたします。

  1. DJC Kids
  2. Maple Leaf Hashima
  3. Dream English Kids
  4. Hoopla Kids
  5. ELF Kids

 

DJC Kids


Counting Numbers 1 - 10 - YouTube

初めて英語に触れるお子様に超おすすめ!

ABCの基礎から楽しいアニメーションで教えてくれます。楽しい歌とかわいらしい絵で、お子様も夢中になること間違いなしです。

 

Maple Leaf Hashima


I Am Thirsty - YouTube

日本のMaple Leaf Publishingという教材会社によるYouTubeチャンネルです。

イラストと映像、両方使ってかなりクオリティの高いビデオがそろっています。テーマ別に学べるだけでなく、日常に使える前置詞や日常会話なども、楽しく歌と一緒に学べます。

 

Dream English Kids



Good Morning Song For Children - YouTube

 

Mattさんと一緒に英語の歌を歌いながら英語を学べるビデオがたくさんあります。

種類も非常に豊富で、スマホのアプリやオリジナルの教材、mp3配信までしちゃうまでの充実ぶり。世界中の人が使っている人気チャンネルです。

 

Hoopla Kids


Best ABC Alphabet Song From HooplaKidz - YouTube

Hoopla Kidsは、Nursery Rhymesという、日本でいう誰でも知ってる童話(マザーグースなど)をたくさん集め、一つ一つをかわいらしいアニメーションと一緒に描いたチャンネルです。ABCの歌からオリジナルソングまで、種類も非常に充実しています。

 

ELF Kids Video


Learn Vehicle Names! - YouTube

こちらも日本で教えてらっしゃるESLの講師さんがやっているチャンネル。

ABCからフォニックス、いろんな感情まで、基礎から分かりやすく教えてくれます。そしてイラストもビデオもとにかくかわいくてわかりやすい!


いかがでしたか?

ぜひこれらのチャンネルを活用して、お子様の英語のリスニング力をアップさせてあげてください!


では。

 

 

【英語】帰国子女が教える、英単語の覚え方

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英検やTOEICは語彙力、単語力が大事だといいますが、もちろんその通りです。単語力がなくては思っていることを伝えることもままなりません。


でも日本で「英語の語彙力を増やす」と言うと、赤シートや単語帳を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。でも単語帳は作るのも面倒ですし、赤シートもなかなか暗記に時間がかかりますよね。

また、日本人の英単語に関する一番の問題は「単語は知っているが、使えない」というのが一番のネックです。


では、帰国子女のバイリンガルたちはどのように単語を覚えてきたのでしょうか

帰国子女バイリンガルの英単語の覚え方をまとめると、

  1. 多読して、例文に触れる
  2. 日常会話で繰り返し聞く
  3. 英英の類義語辞書で英語を英語で覚える
  4. アウトプットの機会を設けて使ってみる
  5. フラッシュカードを作る
  6. とりあえず、毎日復習する

 

では、一つ一つ見ていきましょう。

 

1. 多読して、例文に何度も触れる

一番新しい単語に触れる機会が多いのは、やはり本を読むときです。

本を読んでいると、その単語の意味が分からないとストーリーの流れが分からない!となるので、嫌でも調べます。そうすると、一冊の本で同じ単語が何回か出てくるので、同じ単語の違う例文に何回も触れることが出来るのです。そうすると、「あ、この単語どこかで見た!」と思い出すことが出来るのと、数多くの例文に触れるため、実際にその単語を使うことも出来るようになるのです。


2. 日常会話で繰り返し聞く

二番目に新しい単語に触れる機会が多いのは、普段の日常会話。筆者は小学生で初めてインターナショナルスクールに入ったとき、最初に覚えた言葉は "boring" (つまらない)でした。というのも、周りの子供たちがboringといつも言っていたから、「なんて意味なんだろう?」と気になり、調べて、その後皆が"boring!"と言う度に「ああ、つまらないのか」と思っていたら、いつの間にか自分も"boring"と言うようになっていました。同じようにテレビでも、感情がこもった英語を聞くことが出来ますよね。感情がこもった英単語に触れることで、その単語の意味に自然と興味を持つようになり、暗記するのも楽になりますよ。

 

3. 英英の類義語辞書で英語を英語で覚える

筆者はESLプログラムで英単語を教わりましたが、単語は基本的

  1. 単純化した類義語
  2. 先生が作ってくれる分かりやすい例文

の3つで覚えました。

1の絵というのは、非常に単純ですが、英語がほぼ分からなかったので、絵で覚えるのは非常にわかりやすかったです。例えば、buyという単語を覚えるときは、女の子がお金を払っている絵と一緒に覚えました。

2の単純化した類義語というのは、意味を単純化して「この単語と同じ意味だよ」と非常にシンプルに覚えるということです。たとえばpurchaseという言葉を覚える時、「purchaseは、buyって意味だよ」と非常に簡略化して教えられました。例えば、買う=buy, 購入する=purchase、と2つ別々に覚えていると、覚える量も増えて面倒です。また、buyという言葉とpurchaseという言葉がまったく関係ない別の言葉のように思えますが、buyもpurchaseも結局は同じ意味です。類義語で説明出来ないときは、非常に簡略化して3単語以内で意味を教えてくれました。

3の分かりやすい例文というのは、「こういう時に使うんだよ」という具体的なシーンを説明してくれて、「あ、そういうときに使うのね!」というイメージをわかせながら覚えました。そうすると、自分が同じような状況になったとき、意外とすんなり出てきてくれました。


4. アウトプットの機会を設けて使ってみる

インターナショナルスクールに通うと、まず「英語を毎日聞く」と考える人が多いようですが、実際では「英語を毎日聞く」というよりも、「英語で毎日話さなければならない」という方が的確です。話さなければ、トイレに行くことも、食堂で食べたいものを買うことも、友達を作ることも、宿題を確認することも出来ませんからね。

話して間違っていても、相手が確認のために正しい文章に直してくれるので、直してくれた文を覚えることも出来、また同じことを伝えたいときに何度も何度も繰り返し言うので、練習になります。

 

5. フラッシュカードを作る

日本の単語帳のように、筆者のような帰国子女も単語カードは作らされました。ただ、日本の単語帳よりも一枚一枚が大きく絵を書いたりカラフルなマーカーで書いたり自由度が日本より大分高いというのが特徴です。

また単語も大きく書くので、子供からしたら文字で覚えるというよりも形で覚えていたと言った方が正しいかもしれません。

 

6. とりあえず、毎日復習する

インターナショナルスクールに通う一番のメリットは、「毎日復習することが出来る」、これに限ります。嫌でも通わなければいけないので、嫌でも毎日毎日6時間以上復習するのです。そしたら出来るようになるに決まっていますよね。

6時間復習出来なくても、毎日復習する。そうすることで、一度覚えたこともきちんと理解し、使えるようになるのです。

 

 

そして毎度定番の宣伝ですが!

ESLクラブの帰国子女バイリンガルたちの経験を元に作ったカリキュラムでは、これらの点を全て考慮した上でのカリキュラムを構築しています。


多読で何回も例文に繰り返し触れ、その単語を絵や例文と一緒にフラッシュカードに記入し、それを宿題で復習してもらい、テストする。

単純ですが、実際の海外のESLプログラムでも行われてる方法です。単語の説明も、当校のバイリンガル講師たちが、分かりやすく説明致します。また、授業中にはバイリンガル講師陣と英語で会話することで、アウトプットの回数も増えます。

シンプルで確実な、だけど難しいこの方法。

これを確実にやることを、ESLクラブでは目標としています。

 

皆様も、ぜひこれらのコツを使って英単語をガンガン覚えていってくださいね!

では。

下がりきったモチベーションを倍以上まで持ち上げるたった一つの方法

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こんばんは、BaristaBlackです。

早速英語教育から少し外れてしまいますが、今日ちょっと自分でも学んだのでシェアしようと思い、帰宅して即パソコンに向かっています。

 

皆さん、特に勉強で、最初は頑張ろうと思っていたのに、モチベーションがだだ下がりした経験はありませんか?ご自身ではなければ、お子様などで、最初は興味を持って頑張ってくれていたのに、最近はやる気がない、などありがちではないでしょうか?

 

ちなみに私は、経済学の勉強がまさにそうでした。

理由は、

  • 難しすぎる、てかもはや意味が分からない
  • 自分がちゃんと成長しているかどうかわからない
  • 学んでいる意味がわからない
  • 他人と比べて出来なさすぎて嫌
  • 勉強するぐらいなら他のことがやりたい、etc...

などのとにかく様々な理由で、モチベーションがだだ下がりでした。

 

でも、このモチベーションを一気に上げてくれたのが、東大の研究会でした。

そう、これが下がった勉強に対するモチベーションを上げる方法。

 

自分の憧れの場所に行くこと。

 

もっと具体的に言うと、

 

自分の勉強科目の最高峰の実践場所に行って、ロールモデルと話してみること。

 

詳しく説明すると、

  1. 誰もが憧れるような自分の科目の最高峰の場所へ行き、
  2. 自分のレベルでは到底分からないようなことをやっているところを見て、
  3. 自分でちょっと参加してみて、
  4. そのロールモデルと個別に話す。

これをやるだけで、モチベーションは上がります。

 

ではその理由を、一つずつ説明していきましょう。

 

1. 自分が意外と成長したことに気づく

今日の研究会の発表者は東大の教授なわけで、「言ってる内容なんて、きっとまったくわからないんだろうな...」と思いながら参加しました。

ところがどっこい、案外分かる。ってか、7割ぐらい理解出来る。

きっと半年前では意味不明だったことが、今は理解出来てしまう。半年前では暗号だったことが、今ではちゃんと意味を成している。しかも、相手は東大の教授。東大の教授が言ってることが、全部理解出来る。

こうなると、自分、めっちゃ成長してるやん!とか思っちゃうわけですよ。

 

英語も一緒で、「テキストとけないし、本読めないし、本当自分英語出来ないわ...」とか思ってても、ネイティブと話すと、案外半分以上分かったりする。

半年前は宇宙人の言葉みたいだった言語が、意味を成した言語になっているわけで。

しかも、相手は欧米人のネイティブとかだったりすると、「自分めっちゃ成長してる!すげえじゃん!」ってなるわけですよ。

 

2. わからないところが理解したくなる

今日の発表、7割は理解しても、あとの3割が理解出来なったんですね。

で、この3割が分かればきっと面白いんだろうな...と思うと、人間ってすごいですね、勉強したくなるんです。

たとえば、今日「ホテリングの補題」って言葉が出てきたんですけど、これ先週勉強したのに忘れてしまって。もう大後悔なわけで。帰って即教科書読み直して、「もう二度と忘れねー!」って心に誓いました(笑)。残りの3割も、分かるまでちゃんと自分の教授に聞きに行きました。

 

英語も同じで、実際習ったことが出てきて、それが分からなかったせいで会話が成り立たなかったりすると、「うっわーど忘れした!」って後悔して、帰って復習するんですよ。

一部が分からなかった部分は、自分でちゃんと自習して、いつの間にか記憶の中に入ってるっていう。人間って真面目ですねー。

 

3. 現実世界での実践方法が分かる

やっぱり教科書の勉強なんて日常生活で使うわけじゃないし、「自分やってることなんて、意味ないんじゃないの?」って思うこと、ありますよね。

経済学なんて理論と計算しかしないわけで、本当無意味に見えてくるんですよ。

だけど、実際に現実世界で自分が習った内容を誰かが使っていると、自分の学んでいることの意味が見えてくるんです。

 

英語も、教科書で単語覚えまくったって意味がないように感じるじゃないですか。

でも、それを現実世界で使う人が大勢いるんですね。それに触れると、「おお、自分が学んだ単語、使ってるじゃん!」って、自分の学ぶ意味を再確認出来るんですね。

 

4. 自分の今やっていること(基礎)の大切さに気づく

誰もが最初には、「基礎中の基礎」を学びますよね。

だけど、この基礎ってどうしてもつまらない

こんなことやったって、実践に使えるわけじゃないじゃない、ってすっごい思うわけですよ。

たとえば、経済学のホテリングの補題なんか覚えたって使わねえだろうと。だけど、実際分析のときに使うんですねこれが。基礎中の基礎こそが、とっても大事だっていうことに気づかされて。

 

また英語に繋げますが、英語も「まだこんな簡単な文法学んでたって、意味ないよな...文法で会話出来るわけじゃないしな」とかつまらなくなってきますよね。

でも、実際基礎が大事だったりする。ネイティブも、その基礎を使って会話している。

それを見ると、「ああ、基礎をちゃんと固めよう!!!」って思えてくるんですね。

 

5. 他人と比較するのがバカらしくなってくる

私はクラスの中でも落ちこぼれなので、クラスの人と比べて「自分本当にダメ人間だわ...」って落ち込んで、蔑んで、鬱になったりして。

だけど、自分よりもクラスのみんなよりも雲の上のような人を見てると、「クラスの皆と比べるとか、あほらしい」って思えてくるんですね。

てかもはや、雲の上の人なんてこの程度なのか、自分だってこのくらいなれるじゃん(笑)とか調子に乗ってきたりするっていう。

 

英語も同じで、「クラスの他の皆より出来なくったって、世界にはネイティブっていう全然すごい人がいるんだから、クラスの皆よりもこっちを目指そう」ってきっと思えてくるはずです。

だからこそ、自分の目指すべき、絶対的なロールモデルを持つことが大切になってくるんですね。

 

6. 案外期待されてしまい、調子に乗って頑張ってしまう

最高峰レベルのプロフェッショナルでも、個別に話すと、ものすごーく普通な人なんですね。で、彼らは自分の落ちこぼれさを知らないので、「研究会に来るぐらいなんだから、優秀なのだろう」と期待してくるわけで。「で、将来は研究者になるの?」とか普通に聞いてくるわけで。

期待されると、応えたくなるのが人間の性なのかもしれませんね、やったらやる気が出てきて。「この人たちの期待に応えるために頑張ったろうじゃないの!」って。

 

英語も同じで、自分に期待してくれるようなロールモデルを持つと、それに応えたくなると思うんですね。だからこそ、自分のロールモデルと個別に話す。そして、期待してもらう(笑)。

 

7.「最高峰でもこの程度か、案外行けそう」と思えてくる

なめてるようですが、「最高峰の研究でも、所詮今学んでることの延長線上じゃん!」って思えてくるんですね。そうすると、なんか「あれ、自分でもなれるかも(笑)」とか思えてきたりして。

でもそう考えると、「いくらやっても、あんなレベルまで行けるわけじゃないし。」ってやる気がなかったのが、「ちょっと頑張れば東大教授レベル行けるんじゃね!?」とか、やる気がわいてくるんですね。

 

8. ロールモデルのなり方を分析出来る

自分の理想像と直接話すと、その人はどのような人生を歩んできてそうなったのか理解出来るんですね。

たとえば東大教授だって、一筋縄でなったわけじゃなくて、山あり谷ありな人生で、遠回りしまくって、寄り道したり、挫折したりした結果、今に至ったわけで。

私は別に東大教授になりたいわけではないですが、そういうこと聞くと、「ああ、人生って長いんだな」とか、「地道に頑張れば、どこかたどり着けるんだな」って思えてくるんですね。こうやって、ロールモデルのなり方を聞けるのは、ものすごく参考になります。

 

英語でも、日本人のバイリンガルと話して、どうやってそうなったのかとか、どうしたらその人みたいになれるのか、ちゃんと話して学ぶのは、とても有意義なことだと思います。

 

 

英語のブログなのに、英語関連ではなくてすいません(笑)

でも、英語も同じことです。

 

自分のロールモデルとなるような人(日本人バイリンガル)と実際に話してみる。

ネイティブやバイリンガルと、英語を実践的に使ってみる。

 

これだけで、大分英語に対するモチベーションは上がるはずです。

 

ちなみにESLクラブでは、講師は全員お子様のロールモデルとなるような、日本人バイリンガルです。

ロールモデルと個別に話して、実践的に英語を使う環境に置くことで、「自分でもバイリンガルになれそう」「先生のために頑張ろう」「自分、先生たちの言ってること、どんどん分かるようになってるなぁ」と感じれるような教室を目指しています。

 

英語じゃなくても、これはどの勉強に関しても言えることです。

憧れの場所に飛び込んで、自分のロールモデルと話してみてください。

 

それでは。

 

【読書】英語原文で読める!子供の頃に読みたかった、心に響く英語の絵本・児童書7選

 

子供の頃何気なく読んでいた絵本も、大人になって読んでみると、心に響くものです。

中には「もっと早く読んでおきたかった!」「子供が出来たら、絶対読んであげたい!」なんて思うような絵本もたくさんあります。

その中でも英語でも簡単に読めるイチオシの絵本を数冊ご紹介します。

 

  1. Someday by Allison McGhee
  2. The Giving Tree by Shel Silverstein
  3. Frog and Toad are Friends by Hans Arnold
  4. Momo by Michael Ende
  5. Where the Wild Things Are by Maurice Sendak
  6. The Little Prince by Antoine de Saint-Exupery
  7. Oh, the Places You'll Go! by Dr. Seuss

 

Someday by Allison McGhee(和訳名:ちいさなあなたへ)

Someday

Someday

 

娘さんのいるお母さん方、また娘さんは必読。

この本は、2005年にアメリカで出版されて以来、児童書分野でハリーポッターをおしのけて堂々の1位の座を獲得しました。

自分を生んでくれた母親、生まれてきてくれた子供への感謝の気持ちがあふれる、涙がさそわれる感動の絵本です。ちなみに今の私もこの文を書きながら涙ぐんでいます。

 

ではその冒頭の一文を紹介します。

One day I counted your fingers and kissed each one.

あのひ、わたしはあなたのちいさなゆびをかぞえ、そのいっぽんいっぽんにキスをした。

One day the first snowflakes fell, and I held you up and watched them melt on your baby skin.

はじめてゆきがふったひ、そらへむけてだきあげた あなたのまあるいほっぺのうえで、ゆきがとけていった。

英語も簡単なので、ぜひ親子で読んでいただきたい一冊です。

 

The Giving Tree by Shel Silverstein(和訳名:おおきなき)

The Giving Tree

The Giving Tree

 

村上春樹が翻訳したことで話題になったこの作品。

いつでもそこにいてくれる、大きな大きな、惜しみない愛情を与えてくれる大きな木。そして、成長して変わっていく少年。

見返りを求めず「与える」ということの大切さを喜びを教えてくれる、心温まるお話です。

英語では、「児童書」というよりも、「ポエム」に近い感じで、リズミカルに感動を誘います。ちなみに、最初にこの作品を翻訳したほんだきんいちろう氏と村上春樹氏の和訳の仕方の違いが一部問題になっていますが、一番の争点がこちらの

The tree was happy…but not really.

という表現。

きはそれでうれしかった・・・だけどそれはほんとかな?(ほんだ氏)

それできはしあわせに・・・なんてなれませんよね。(村上氏)

ぜひ原文で読んで、自分なりの解釈を考えてみてはいかがでしょうか。

 

Frog and Toad are Friends by Hans Arnold(和訳名:ふたりはともだち)

Frog and Toad Are Friends (I Can Read Book 2)

Frog and Toad Are Friends (I Can Read Book 2)

 

 海外の子供なら一度は必ず読む名作中の名作

フロッグとトードのあたたかくゆかいな友情をコミカルに、かつあたたかく描くこの絵本は、友達の大切さを教えてくれる楽しい絵本です。

英語もこのリストの中でも一番簡単なので、初めて読む絵本におすすめです。

 

Momo by Michael Ende (和訳名:モモ)

Momo (Puffin Books)

Momo (Puffin Books)

 

急に英語ではなくドイツ語の本になってしまいますが、私の個人的なお気に入りなので少しだけ紹介させていただきます。

私が個人的に小さい頃読んでおけばよかった!と思う本ナンバー1のこの本は、「はてしない物語」の著者ミヒャエル・エンデによる児童書。

絵本ではなく児童書ですが、英語版も比較的簡単ですんなり読めます。

 

内容は、話を聞くのが上手な不思議な女の子モモと、「時間どろぼう」という男たちのお話。大人になって忙しく、時間に追われる今こそ、「時間とはなんだろう?」と問いかけるために、全員必読の名著です。子供にも、一瞬一瞬を大切に生きてほしい、そんな願いを込めて読んであげたい名作です。

You must never think of the whole street at once, understand?

いちどに全部のことを考えてはいかん、わかるかな?

 

You must only concentrate on the next step, the next breath, the next stroke of the broom, and the next, and the next. Nothing else.

つぎの一歩のことだけ、つぎの一歩のことだけを考えるんだ。いつもつぎのことだけをな。

 

That way you enjoy your work, which is important, because then you make a good job of it. And that's how it ought to be.

すると、たのしくなってくる。これが大事なんだな。たのしければ仕事がうまくはかどる。こういうふうにならにゃだめなんだ。

 

Time is life itself, and life resides in the human heart.

時間とは、すなわち生活なのです。そして生活とは、人間の心の中にあるものなのです。

私のぜひ読んでもらいたい本ナンバーワンです。

 

Where the Wild Things Are by Maurice Sendak (和訳名:かいじゅうたちのいるところ

Where the Wild Things Are (Caldecott Collection)

Where the Wild Things Are (Caldecott Collection)

 

世界中の子供達の絵本ランキングを作ったら、1位を取ること間違いなしなこの本は、世界中で約2000万部売れ、2010年には映画化もされました。

いたずらっこのマックスが放り込まれた寝室が、かいじゅうの国になってマックスがかいじゅうの王様になるストーリー。

子供の心をわしづかみにするストーリー、怖いけどかわいらしい絵、そして子供の心を見事に描いた無邪気なストーリーは、大人も童心に帰れるような、楽しい絵本です。

And sailed back over a year

and in and out of weeks

and through a day

and into the night of his very own room

where he found his supper waiting for him

and it was still hot.

ネタバレしたくないので、是非原作を読んでみてください。

 

The Little Prince by Antoine de Saint-Exupery (和訳名:星の王子様)

Little Prince (The Little Prince)

Little Prince (The Little Prince)

 

これを知らない人はいないであろう、世界で8000万部も売れている名作中の名作

大人にも子供にも愛されるこの本は、英語でもあまり難しくなく、かわいい絵と心温まるストーリーで、すんなり読めます。

解釈の難しいこの本は、数多くの和訳がありますが、それでも理解が難しいと言われています。英訳は1つしかないので、是非一読してみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、和訳で一番有名なあの名言は、

But eyes are blind. You have to look with the heart.

かんじんなことは、目には見えないんだよ。

ちなみに私の一番好きな文は、

All grown-ups were once children...but only few of them remember it.

どんなおとなたちも、初めは子どもだったのだ。

 

Oh, the Places You'll Go! by Dr. Seuss (和訳名:きみの行く道)

Oh, the Places You'll Go! (Dr. Seuss: Yellow Back Books)

Oh, the Places You'll Go! (Dr. Seuss: Yellow Back Books)

 

 最後は現代のマザーグースといわれるドクタースースの本

ニューヨークタイムズのベストセラーに2年以上登場した、89歳で出版した絵本です。内容はリズミカルで陽気ですが、どちらかというと中高生向けのこの本は、人生の門出にいる全ての人に送りたい本です。

ちなみに、アメリカでは卒業式で子供や生徒の贈る本として定番になっています。ちなみに私も、高校の先生に読んでもらいました。

Congratulations!

おめでとう!

 

Today is your day.

今日という日は、きみのためにある。

 

You're off to great places!

外の世界に向かって、

 

You're off and away!

きみは、いま、出て行こうとしているのです。

 

Your mountain is waiting,

君の登るべき山が待っているよ。

 

So...get on your way!

さあ、出発しよう!

 

 

いかがでしたか?

ぜひ、大人の皆様も、お子さんを持つ皆様も、手にとって読んでみてください。

英語で読むと、和訳とは違う印象や感動を覚えること間違いなしです。

お子様にも簡単に読めるものも多いので、親子で楽しめると思います。

 

ちなみに、ちょっと宣伝すると、ESLクラブでも、読みやすくかつお子様の興味を引けるような楽しい絵本を約200冊用意しております。ので、ぜひぜひ。

では!

ブログはじめました。

こんにちは!

ESLクラブ働いている某講師のBaristaBlackです。

このような廚二臭いネーミングは、目の前のコーヒー缶から取りました(笑)

 

このブログの目的

このブログでは、

  • 親子で英語を学ぶ方法を伝授する
  • 子供が英語を学ぶコツを発信する
  • 家ですぐ出来る英語の学び方を伝授する
  • 英語でおすすめの本やTEDなどを発信する
  • 英語教育に関する情報を発信する

など、英語に関心のある大人から子供まで、皆様が英語を学ぶ上で「知りたかった!」という情報を発信出来たらいいな、と思います。

 

このブログを始めた理由

なぜ突然このようなブログを始めようと思ったかというと、

  • 英語塾で働いていると、どうしてもお金がある人にしか自分の知識を教える機会がない。
  • 塾に通っている生徒さん以外にも、やっぱり自分の知識を知ってほしい。
  • 自分の生徒以外の年代を対象にした情報も提供したい。

という理由、あと個人的にブログを初めてみたいなぁという単純な理由で(笑)、ブログを始めてみました。

 

自己紹介

ちなみに私のちょっとした自己紹介ですが、

小学校5年生から高校2年生までを海外のインターナショナルスクールで過ごした帰国子女の大学生です。

英語力は一応、英検1級TOEIC990点です。

今まで3つの英語塾で働いてきましたが、今は渋谷にあるESLクラブという英語塾で働いています(←完全に宣伝です(笑))。

 

これから、皆様の英語学習の助けになれば幸いです!

 

ではでは。